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キャッシュレス手数料計算|自店の売上で月負担を試算

/ 更新 2026.09.20

キャッシュレス 手数料 計算を始めると、決済手数料率だけを見てしまいがちです。しかし実際の月負担は、カードやQR決済の売上割合、固定費、端末費用、振込費用、入金サイクルで変わります。

この記事では、自店の売上構成を使って、月間の決済手数料を試算する方法を解説します。PayCASの公式料金ページで確認できる項目と、申込み前に要確認の条件も整理します。

結論として、まず決済ブランドごとの売上額を分け、売上額に手数料率を掛け、その後で固定費や端末関連費用を加えると、実態に近い試算ができます。料金率が未提示のサービスは、公開情報だけで最終額を断定せず、見積もりで確認しましょう。

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キャッシュレス手数料計算は売上構成から始める

同じ月商の店舗でも、現金が多い店とカード・QR決済が多い店では、決済手数料の負担が変わります。最初に「いくら売れたか」ではなく、「どの決済方法でいくら売れたか」を整理することが大切です。

月間の決済手数料を計算する基本式とは?

基本式は次のとおりです。

決済手数料 = 決済方法別の売上額 × その決済方法の手数料率

カード、電子マネー、QR決済などで手数料率が異なる場合は、それぞれを計算して合計します。たとえば、カード売上が50万円で手数料率が仮に3.24%なら、試算上の手数料は「50万円×3.24%=1万6,200円」です。

ただし、この数値は計算方法を示すための仮定です。実際の手数料率、対象ブランド、税の扱いは契約先の料金表や見積書で確認してください。

現金・カード・QR決済などの売上構成を分ける

月次の売上資料から、少なくとも次の区分に分けます。決済サービスによって対応ブランドや分類が異なるため、実績データの項目名も確認しましょう。

区分 整理する内容 確認ポイント
現金 現金で受け取った売上 通常は決済手数料の計算対象外
カード クレジット・デビットなど ブランド別に率が異なるか
電子マネー 交通系や流通系など プリペイド・ポストペイの扱い
QR決済 コードを読み取る決済 ブランドごとの料率と入金条件

なお、2024年の全国家計構造調査を基にした支払割合は、家計の支払方法を示す資料です。店舗の導入率や、自店の売上構成を示すものではありません。全国の支払割合を自店の試算にそのまま当てはめないよう注意してください。出典:都道府県別キャッシュレス支払割合(2024年調査)(2026年公表)
https://paymentsjapan.or.jp/publications/20260126_ratio_by_pref/

手数料率だけで比較してはいけない理由

手数料率が低く見えても、月額費用や端末費用が加わると、月の負担が大きくなる場合があります。反対に、手数料率だけでなく入金回数や操作性を含めると、自店に合うサービスが変わる可能性もあります。

  • 決済手数料率
  • 月額費用やトランザクション費用
  • 端末の購入費・レンタル費・初期費用
  • 売上振込手数料
  • 入金日と入金回数
  • 必要な決済ブランドがそろっているか

自店の売上で月の負担を試算するには?

試算では、公式の料金と仮定の売上を混同しないことが重要です。料金が公開されていない項目は「要確認」として、見積もりを受けた後に差し替えます。

売上構成を使ったキャッシュレス手数料の試算手順

  1. 直近の1か月または複数月の売上を集計します。
  2. 現金、カード、電子マネー、QR決済などに分けます。
  3. 決済方法またはブランドごとの手数料率を確認します。
  4. 「売上額×手数料率」で区分ごとの費用を計算します。
  5. 各区分の費用を合計し、固定費や端末費用を加えます。
  6. 入金日と振込費用を確認し、資金繰りへの影響を見ます。

季節変動がある店舗では、通常月だけでなく繁忙期と閑散期も試算すると判断しやすくなります。売上が増えると手数料も増える従量費と、売上にかかわらず発生する固定費を分けて見るのがコツです。

固定費・端末費用・振込費用を加える

月の総負担は、次のように考えます。

月の総負担 = 決済手数料合計 + 月額費用 + 端末費用の月換算額 + 振込費用 + その他の契約費用

端末を購入する場合は、購入費を何か月使う想定で見るかを決めて、試算上の月換算額を出します。これは会計上の減価償却費とは異なる、比較用の目安です。端末費用の支払い時期や、購入かレンタルかは契約条件を確認してください。

PayCASの公式料金ページでは、初期費用、決済手数料、端末料金、月額費用、トランザクション費用などの項目が案内されています。決済手数料などは加盟店ごとに適した条件を提案するとされているため、公開ページだけで自店の確定額を算出できるとは限りません。出典:PayCAS公式料金
https://www.paycas.jp/price

仮定を明示した計算例と試算表の作り方

次の例は、計算方法を説明するための仮定です。PayCASや他社の公式料金、実際の契約条件を示すものではありません。

項目 月間売上・費用 仮の手数料率 試算額
カード 50万円 3.24% 1万6,200円
QR決済 20万円 2.00% 4,000円
電子マネー 10万円 2.50% 2,500円
現金 20万円 対象外 0円
合計 100万円 2万2,700円

この例に仮の月額費用3,000円を加えると、決済関連の月負担は2万5,700円です。端末費用や振込費用を加える場合は、別の行を追加します。料金率や月額費用が税別表示なら、税込・税別をそろえて比較してください。

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キャッシュレス手数料計算で見落としやすい費用と確認先

計算結果が実際の請求額とずれる原因は、手数料率以外の契約条件にあります。申込み前に、料金表だけでなく見積書や契約書の確認先を決めておきましょう。

PayCASの料金で確認できる項目と要確認の項目

PayCAS公式ページで確認できる主な項目は、決済手数料、初期費用、月額費用、トランザクション費用、端末料金、売上入金サイクル、売上振込手数料です。売上振込手数料については「無料」と案内されています。出典:PayCAS公式料金
https://www.paycas.jp/price

一方、次の内容は自店の条件に照らした確認が必要です。

  • 利用したいカード・電子マネー・QRブランドが対象か
  • 自店に提示される決済手数料率と適用期間
  • 初期費用や端末料金の支払い方法
  • 解約、端末交換、追加端末に関する費用
  • 月額費用やトランザクション費用の発生条件

PayCAS Mobileは、公式ページでカード、電子マネー、QR決済に対応するモバイル型端末として案内されています。見積もりでは、自店が使いたい決済ブランドごとの手数料と適用条件を確認しましょう。

売上入金サイクルと資金繰りへの影響

入金サイクルとは、決済した売上が店舗口座へ振り込まれるタイミングです。PayCAS公式ページでは、月2回入金として、毎月15日までの売上を当月末日、毎月末日までの売上を翌月15日に入金する案内があります。出典:PayCAS公式料金
https://www.paycas.jp/price

ただし、実際の入金日、締め処理、金融機関の営業日による扱いなどは契約時に確認しましょう。手数料が低くても、仕入れや給与の支払日前に入金されるかで、資金繰りの安心感は変わります。

税区分・契約条件・対象期間を確認する質問

問い合わせや見積もりでは、次の質問をそのまま使えます。

  • 提示された手数料率は税込ですか、税別ですか。
  • カード、電子マネー、QR決済のブランドごとの率はいくらですか。
  • 月額費用、端末費用、トランザクション費用は発生しますか。
  • 料金の適用開始日と、キャンペーンなどの終了日はいつですか。
  • 売上の締め日、入金日、振込手数料はいくらですか。
  • 端末の購入・レンタル、解約、故障時の条件はどうなっていますか。

申込期限、利用開始期限、事前申請や事後申請が関係する制度を利用する場合は、決済サービスの料金とは別に公式制度の資料を確認してください。補助金や消費者向け還元策と、店舗が支払う決済手数料は別のものです。

まとめ|自店に合うキャッシュレス決済を判断する

キャッシュレス手数料計算は、手数料率を比べるだけでは足りません。自店の売上構成と入金条件を使って、月の総負担を確認しましょう。

  • 決済方法別に売上を分け、「売上額×手数料率」で計算する
  • 固定費、端末費用、振込費用を別項目として加える
  • 料金が個別提案のサービスは、見積書で率と適用条件を確認する
  • 入金日と締め日を確認し、仕入れや給与への影響を見る
  • 税区分、対象期間、解約・追加費用を契約前に質問する

今日できる3つの行動

  1. 直近1か月の売上を、現金・カード・電子マネー・QR決済に分けて集計する。
  2. 候補サービスの公式料金ページから、公開料金と要確認項目を表にする。
  3. 売上構成、希望ブランド、入金希望日を添えて見積もりを依頼する。

まずは自店の実績を使った表を作ることから始めてください。仮の料率で計算した後、公式の見積もりに差し替えると、比較の前提がそろいます。

手数料以外に比較したい入金・操作・対応ブランド

最終判断では、次の点も確認しましょう。

比較項目 見るポイント
入金 締め日、入金日、振込手数料、資金繰りとの相性
操作 金額入力、レシート発行、スタッフ教育のしやすさ
対応ブランド 現在必要なブランドと、今後増やしたい決済方法
端末 持ち運び、通信方法、POS連携、故障時の対応

月の負担を正しく比べるには、自店の売上構成・公式料金・契約条件の3つを同じ表で確認することが近道です。PayCAS Mobileを含め、合わない条件も含めて比較し、納得できる見積もりを確認してから申込みを判断しましょう。

作成時の参照資料

取得日は情報の更新日ではありません。最新の条件は提供元をご確認ください。